Vol.217
Split by Jeremy Jump to heading
Webフロントエンドの2つの側面 Jump to heading
Webフロントエンドを2つに分けて考察する。例えば、HTML/CSS/JavaScriptという、エンドユーザーに直接関わるものを”前側”、SassやWebpackといったエンドユーザーに直接かかわらないものを”裏側”と考えたとき、昨今の開発は裏側、つまり開発者体験を重視して、ユーザー体験を軽視しているのではないかとJeremy氏は指摘する。他にも、Webを作っている人と、Webを作っていない人、など2つの側面を対比させていきながら、Webフロントエンド開発についての考えを展開していく。
A Website is a Car and Not a Book by Robin Rendle Jump to heading
Webサイトは”車”であり、”本”ではない Jump to heading
一見"Webデザイン”という言葉は、WebがWebページよばれるように、”本”をデザインするようなものと感じることがあるが、実際のところ、それは精密な部品が組み合わさって生み出される、”車”のようなものであるとLindsy氏は指摘する。また、フロントエンド開発者が抱える不満について。
How We Used WebAssembly To Speed Up Our Web App By 20X (Case Study) by Robert Jump to heading
WebAssemblyを使用して、Webアプリを20倍高速にした Jump to heading
WebAssembly を使ってパフォーマンスを劇的に改善した例を紹介する。fasts.bio ではグラフを表示するために、アップロードされたデータをJavaScriptを用いて計算処理を行っていた。そこで、その処理の部分をWebAssemblyに任せる実装を施したところ、20倍ものパフォーマンス改善に成功した。
Opinion: We Built A Broken Internet. Now We Need To Burn It To The Ground. by Mike Monteiro Jump to heading
インターネットの在り方についてのオピニオン。Mike氏はインターネットの生まれた意味と現在の使われ方の乖離に大きな疑問を感じている。元来、それは人々がお互いに簡単にコミュニケーションがとれるようなツールであったはずが、人を傷つけるような使われ方をされてきているのではないか。Twitterを例に取り、インターネットの価値について意見する。
Revisiting the rendering tier by Alex Sanders Jump to heading
現在のtheguardian.comは約6年前に開発され、改修を重ねてきている。書かれたSassは62,783行にも及び、数千のルールがデザイン、及びビジネスの要求を満たすために記述されている。この記事では、主にCSSに関する大規模開発についての考察を行う。メンテンナンスコストがかかるソースになってしまう経緯や、それを防ぐための方法論の紹介、また、そういった技術や手法をどのように判断し、採用していったかについて紹介していく。
In Brief Jump to heading
- Intro to RxJS Concepts with Vanilla JavaScript by Cree: RxJSのObservable / Observerの考え方をVanilla JD で実装して、理解を深めるのを助けてくれる
- HTML Includes That Work Today by Scott Jehl: HTMLをimportする方法を、現段階で現実的な方法で紹介する
- Color accessibility: tools and resources to help you design inclusive products by Stéphanie: 色に関するアクセシビリティについての気をつけておきたいこと、まま、活用できるツールやリソースの紹介
- Human error: an important ingredient in great designs by Emanuel Serbanoiu: 人為的なミスについてのデザインとは。ヒューマンエラーはどんなユーザーでも起こす可能性があり、それをどのようにデザインして改善できるか
- Domain-Oriented Observability by Pete Hodgson: ソフトウェアシステムの可観測性は非常に重要であるが、実際に実装する場合、ログの記録や、計測を行う冗長な処理が、いたるところに必要になってしまうことが多い。この記事では、この問題を解決しつつ、ビジネスに関する可観測性を持たせるための方法を紹介する。